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1980年に倉敷芸術化学大学の須見洋行教授が、納豆のネバネバ成分の中に、血栓を溶か血をサラサラにする働きのある酵素を発見。その酵素をナットウキナーゼと名づけました。ナットウキナーゼは同教授が調査した世界の約200種類の食品で、もっとも血栓を溶かす能力をもつ酵素であると言われています。ナットウキナーゼの血をサラサラにする働きは、強さと共に持続性においても優れています。病院で処方される血栓溶解剤は、作用する時間が4〜20分と極めて短いため、点滴している間だけしか作用しません。ナットウキナーゼは口から摂った場合、少なくとも4時間、通常は8〜12時間は作用すると医師や研究者によって報告されています。 またナットウキナーゼの血栓を溶かす働きにより、成人病の防止に役立つという研究結果なども報告されています。 |
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納豆菌は胃酸による影響をあまり受けずに、そのまま腸まで届けられ、腸内の善玉菌を活性化させる働きがあることが知られています。また悪玉菌の増殖を抑え、有害な物質を減少させ、体外へ排泄する働きがあると言われています。 |
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ビタミンKには、植物に含まれるビタミンK1(フィロキノン)と腸内細菌が生産するビタミンK2(メナキノン)があります。ビタミンK2は、ビタミンK1より効率よくカルシウムと結びつき、骨を丈夫にする働きがあると言われています。 |
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レシチンは大豆などに含まれるリン脂質で、別名ホスファチジルコリンとも呼ばれている成分です。リン脂質は人の細胞膜などの生体膜や脳、神経組織の構成成分として重要だと言われています。レシチンはリン脂質と脂質が結合した物質で、水と脂肪を混ぜ合わせる乳化作用があり、この乳化作用により、血液中のコレステロールを肝臓に運び、コレステロールが血管に沈着するのを防ぐ働きがあることが分かっています。 |